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留学の目的は?

“スペインへ留学しよう”と考えている方はいったい何を頭に描いているでしょうか。スペイン語を勉強したい、フラメンコを勉強したい、本場のサッカーを学びたい、スペインリーグのサッカーが見たい、スペイン料理を習得したい、スペインの美術学校に入りたい...毎年来られる方のお話を聞いていると目的は様々です。そして、勿論スペインの持つ不思議な魅力にとりつかれてやってくる方も大勢いらっしゃいます。
では実際に留学しようとすると、まずは何から考えて行かねばならないでしょうか。「まずは留学先の大学や私立スペイン語学校を決めなければ!」と考えるのは間違いではありませんが、その前にとても重要な事柄があります。それは“留学期間”です。短期なのか、中期なのか、長期なのかによって、学生ビザの申請が必要かどうかが変わってくるためです。

留学期間によって変わってくるビザの種類

短期(3ヶ月以内の留学)であれば即、留学先の大学や私立学校を決めて入学手続きを進めればいい訳で、このパターンはいちばん簡単です。スペインには観光旅行と同じようにパスポートのみで入国でき、スペイン大使館で留学のための「学生ビザ」を取得する必要はありません。極端ですがスペイン入国後に希望の学校を探して入学手続きをしてもいい訳です。ただし3ヶ月以内で必ず帰国しなければなりません。
中期(3ヶ月以上6ヶ月未満の留学)なら東京のスペイン大使館で「短期学生ビザ」を申請・取得しなければなりません。申請には留学先の「入学許可書」と「宿泊証明」の提出が必要です。(このビザは延長ができません。)
長期(6ヶ月以上の留学)の場合にも留学先の大学やスペイン語学校などから「入学許可書」と「宿泊証明」を取得し、それを提出してスペイン大使館で「長期学生ビザ」を申請しなければなりません。(このビザは延長が可能です。)

ビザについてのさらに詳しい内容については、こちらをご参照ください。

そこでまずは語学留学であれ、フラメンコ留学であれ、留学期間を決めることが先決です。留学期間を決めたら次に重要なのは「入学許可書」と「宿泊証明」の入手です。(ただし3ヶ月以内の短期留学の場合にはこれは必要ありませんので以下は中期及び長期の留学の場合です。)

「入学許可書」と「宿泊証明」

語学留学の場合、「入学許可書」「宿泊証明」はスペインのほとんどの私立スペイン語学校で発行してくれます。しかし、大学に留学を希望する場合、語学学校と違って大学は「宿泊証明」を発行してくれないところが多いので、この場合には自分で滞在先を探すかスペインに詳しい留学エージェントに手続きを依頼する必要があります。
料理学校やフラメンコ学校など語学学校以外の留学の場合にはその学校が上記の書類を発行してくれるかどうか、またその学校の書類で過去に学生ビザがスペイン大使館から下りているかどうかなどを確認しなければなりません。ご希望の都市などもあるでしょうから、まずは行きたい町を決め、学校をいくつか絞ってから各学校に確認をしてください。

以上の確認が済めばあとは“留学”を実行に移していくわけですが、生徒のスペイン語レベルに合わせて授業が行われる語学留学以外は、サッカー留学でも、フラメンコ留学でも、料理留学でも授業はすべてスペイン語で行われますので最低でも中級程度のスペイン語力が必要です。
では実際にスペインでフラメンコや料理、サッカーなどを学んでいる人はどうしているかと言うと、語学学校へ並行して通っているのが普通です。例えば午前中は語学学校、午後になって料理学校に通う訳です。そうするとフラメンコ学校や料理学校で「入学許可書」や「宿泊証明」を発行してもらわなくても(あるいは、してもらえなくても)大学や私立の語学学校で証明書を発行してもらえ、その書類を提出することによって「学生ビザ」をスペイン大使館に申請できるので余計な心配が要りません。ただし、入学したからにはある程度の出席率をとらないと在籍を抹消されることもありますので、例えばフラメンコの目的のためだけに語学学校に入学申請し、その後は語学学校には通わないと言う訳にはいきません。
以上のことをよく考えて留学の第一歩を進めてみましょう。

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