アルカラ・デ・エナレス
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アルカラ・デ・エナレスとは

大聖堂マドリッドから脱出し、乾いた大地を北東に突き進むと、厳かな大学の数々の建物と中世の町並みを残す美しい町に出会います。ここアルカラ・デ・エナレスは1998年12月にユネスコ世界文化遺産都市に指定されて以来、そしてその昔からも訪れる多くの人を魅了してきました。アラビア語で“城壁”を意味するこの町は15世紀末に大学が創設され、学生の町、また修道院と教会の町として繁栄してきました。教会や修道院の塔の上からはアルカラ大学の紋章のシンボルにもなっているコウノトリが当時のままの華麗なルネッサンスとスペイン黄金時代の姿をとどめるこの美しい町を見下ろしています。
 またアルカラ・デ・エナレスは『ドン・キホーテ』の作者、ミゲル・デ・セルバンテスが生まれた町としても知られています。
治安もよく、歴史ある学生の街アルカラ・デ・エナレスは、バラハス空港から20km、首都マドリッドへはバス(15分おき)でも電車(10分おき)でも所要時間30分という便利な町でもあります。アルカラ・ロケーションマップ
またアルカラはマドリッド自治区最大のコウノトリのコロニーとしても知られ、2000年の調査では89つがいが数えられています。12月前に飛来するコウノトリはここで求愛、産卵をし、若い鳥たちが町を去るのは、8月6日のサントス・二−ニョスのお祭りの頃、アフリカへの長く辛い旅を両親たちが始めるのは、サン・バルトロメの日(8月24日)近く、アルカラの夏祭り(サン・バルトロメ祭・8月下旬)ごろです。その間、アルカラでは世界遺産都市を空からパトロールしている美しいコウノトリたちの飛ぶ姿を見ることができます。

スペイン語の学習に最適な町スペイン語を成熟させたのがセルバンテスだとすれば、その後スペイン語文化の世界規模での普及を担っているのがシスネロス枢機卿創立のアルカラ・デ・エナレス大学です。アントニオ・デ・ネブリーハ、ケベード、ロペ・デ・ベガ、イグナシオ・デ・ロヨラ、カルデロン・デ・ラ・バルカらがこの大学とゆかりを持っています。
 また、D.E.L.E.でおなじみの世界におけるスペイン語の普及と保護に努める最大機関・セルバンテス協会やスペイン黄金世紀の文学の研究と流布のためのセルバンテス研究センターがあるアルカラ・デ・エナレスはスペイン語研究のためには避けては通れない場所です。毎年4月23日・セルバンテスの命日にはスペイン語文学最大の賞・セルバンテス賞の授与式がアルカラ大学のパラニンフォ講堂で国王も来席のもとにおこなわれます。
大学とスペイン語研究と教会と修道院の町、それがアルカラ・デ・エナレスです。

アルカラの歩き方
アルカラの国鉄駅(マドリッドのアトーチャ駅から約30分)Alcalá de Henaresは町の中心から歩いて10分ほどの所にあります。夜のアルカラの通りともかく、町の中心であるセルバンテス広場 Plaza de Cervantesに向かって歩いてみましょう。駅を出てPaseo de la Estación通りをまっすぐ進むと、やがて大きなロータリーのあるComplutense通りに突き当たります。この通りを渡ってさらに70メートルほど進むとCuatro Caños広場に出ます。右に行くとLibreros通りに出ます。右手にはアルカラ大学法学部の校舎が建っています。駅を背にしてLibreros通り沿いに右へ行くと、約5分ほどでセルバンテス広場へたどり着きます。観光案内所はこの広場の南、セルバンテスが洗礼を受けたとされるオイドール聖堂の左手にあります。アルカラ大学本部は、この広場の東側に位置しています。また、Libreros通りをそのまままっすぐ進むと、中世の雰囲気をいまだ残すMayor通りへと入っていきます。セルバンテスの生家Casa Natal de Cervantesは、このMayor通りの真ん中に位置しています。

アルカラ中心部の地図


バス(地下鉄アベニーダ・デ・アメリカ駅バスターミナルのバス停12番からContinental Auto社のバス223番で約30分)でアルカラに入るとGuadalajara通りに隣接するバスターミナルに着きます。この通りを町の中心へ向かってまっすぐ進むとCuatroCaños広場、そしてセルバンテス広場へと続くLibreros通りに入っていきます。ここからセルバンテス広場までは徒歩で5分ほどです。

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